だからウチは辞めようと決めた。

ブラック企業2日目にて
1週間終えて思うけど、とんでもないブラック企業やと思ったね。
まぁ「印刷業」っていうのがそういう業界ということだって、今なら分かったんやけど。
教えてくれないのが普通の部署やった。
仕事がしたくても、教えてもらってるとその人の通常作業が出来ないから聞きにくいし。
とはいえ、ウチは性格が図太いから、かなりめげずに質問まみれにしてた。
ただ教育係の性格がどうにもおよろしくないので(控えめな表現)、ウチ近いうちに理不尽極まりない理由で怒鳴られることになるやろうなぁと思ってた。
その予想は大当たりなわけやったんやけど。
2日目は1日目より気は楽やったけど、仕事はしんどかった。
まともに教えてもらえない、説明してくれない、ということは辛かった。
でも、人が嫌やから辞めたい、とはならなかった。
ウチが辞めたいと思った理由は会社にある。
お昼のミーティング
その会社は火曜と金曜のお昼にミーティングをするらしい。
昼休みを少し潰して、集まって、話し合う。
新入社員やし、ウチもそれに参加したんやけど。
入ったばかりやから、当然挨拶はある。
させられるだろうって分かってたし、名前と、年齢と、これまでの経歴をサラッと言って「ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」って締めたような挨拶をウチはしたんよ。
話しながら、ひとりひとりの顔を見渡しながらね。
でもな、誰もウチの顔見ぃひんねん。
これにはビックリしたね。
みんなうつむいて「早よ終われ」って空気出してんの。
あんな最悪な空気、初めて経験したわ。
で、もう一人同日入社の32歳の女の子も挨拶して、で、解散。
え。集まってるのに名乗ってくれんの?
ひとりひとり自己紹介してくれへんの??
ただでさえウチは名前覚えなきゃいけない立場やのに、紹介もなく覚えろと??
会社の体制を疑った瞬間。
これが、会社に違和感を覚えた最初の瞬間やった。
社長と隣の秘書的おばちゃん
社長の横にはずっと、最高責任者的おばちゃんがいて、社長への取次や仕事の管理なんかを全部しているおばちゃんがいる。
外面は優しげだが、仕事中はかなり目つきが鋭くなり、言葉もきつい。
実質、仕事はその人がいて成り立っていると、勝手ながら予測している。(そしてこういう予想はたいがい当たってる)
社長やそのおばちゃんの行動や態度・言動は、すべて会社の体制に直結しているけど、なんかおかしいなって思った。
なにがどうって、上手く説明できないけど。
あえて言うなら、おかしいと思うべき部分をおかしいと思っていないところ……かな。
会社の体制の闇を見た気がした。
30年前の会社に在籍しているような錯覚を覚えた。
お昼の段階では、まだ違和感を覚えた程度の感覚やった。
成長
ウチがこの会社を選んだ理由は「会社に貢献することによって自らを成長させたいから」だった。
ウチは常に変わっていきたい。
ダーウィンの進化論にこういう文章があるらしい(ウチは読んだことないが)
「現状維持は緩やかな衰退と同義である」
ああ、そうだ、ってウチはこの一文に激しく同意している。
この日、入社して2日目でウチは30分ほど残業をした。
帰り際、社長がウチに言ったコメントが「2日目やのにもう残業か。大変やなぁ」みたいな内容で(もう忘れてしまったけど)
ウチは「ん? それだけ??」ってなったんよね。
その瞬間「あ。この会社は成長する気がないんやな」と悟った。
ウチは衰退したくない。
ウチという人間を常に高めたい。
ウチはウチの価値をもっと高く見積もってもいいんじゃないか。
そんな風に思った。
ウチはこの会社に就職するまでアルバイトしか経験がなかった。
だから、お金さえ払ってくれれば年収なんて関係なく働いていけるって思ってた。
でも、実際に働いてみたら、「アルバイトの時よりいい」なんて思えなかった。
もっとお金が欲しいと思った。
そして、この会社にいる限りウチは「飼い殺される」んだと、2日目にして悟った。
ウチが就職した会社は、どれだけウチが仕事が出来ても、スキルがアップしても、人間にお金をかける価値観を持っているようには、とても思えなかった。
だからウチは辞めようと決めた。
この会社にいても明るい未来はないと、ウチにはそう見えてしまったから。
現状維持は緩やかな衰退だから。
ウチは成長し続けたい。
これはないなぁ( ゚д゚)
こんな会社に未来はないと思うし、大事なおかやんの時間とやる気を捧げる必要もない。
やるだけやったら、そのガラクタのような経験の中から自分の糧となるものだけ拾い集めて、オサラバだね。
福子さん。ねー。ないですよねぇー💦
ウチも未来は見えなかったですわ。
できるだけ早いオサラバ目指します!!
自分のために!!